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12.事の顛末

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本文

使い魔は盗賊の巣窟でのことを思い出して、自分のバッグにつけていたご主人とのお守りをルークに見せた。
ご主人特製の紋様を見て、ルークはやっと信じてくれたようだ。

何故こんなことになっているのか聞きたいことはたくさんあったが、
とりあえず、この場を離れる必要があった。
詳しい話は歩きながらすることにした。

ルークたちは歩きながら、今までの経緯を使い魔に丁寧に教えてくれた。

【ルーク達と話した記録】


領主

「半島周辺で頻発する船の難破に心を痛めていた私は、安全に航海できる運河の建設を進めていた。

これが完成することでマナンは港としての機能を失うことは明確で、
都市機能を東港街に移転することが決定していた。
しかし、マナンにおける利権を持つものたちの反対が強く妨害されていた。

その妨害の一つが盗賊の問題だった。
都市と新興都市との経路の途中で、移民を盗賊に襲わせていた。
一人以外を残虐に殺害し、その噂が広がるように一人だけ逃す。ということを続けていた。
盗賊の悪行は広まり、移民の抑制にかなり影響が出ていた。」

ルーク

「その盗賊の巣窟に迷い込んでしまったのが僕たちだった。僕たちは4匹で旅をしていてね。
盗賊の巣窟だとは知らず、宿を借りるつもりで伺ったんだ。
ちょうど誰もいなくて空き家だと思って、みんなそれぞれ気に入った所で寝ていたんだけれど、

ひと仕事して帰ってきたんだろうね。今考えると。
暖炉にいた僕の目にマッチを刺してきたんだ。
僕の目はギラギラしているから、燃えている炭火と勘違いしたのかもしれない。
驚いて盗賊の顔に爪を立てたんだ。
    
そうしたら盗賊は逃げ出して裏口で寝てた犬の尾を踏んだものだから、犬は怒って足に噛みついたらしい。
そのまま中庭を抜けようとしたところを騒がしい盗賊に驚いて、ロバが後ろ足で蹴り上げた。
騒がしさで目を覚ました鶏が朝と勘違いして大声で鳴いたという。

そうしたら盗賊は「魔女がいる、ナイフを持った男や怪物、裁判官までいる。」と喚き散らして逃げていったんだ。
周りにいた盗賊たちも怯えて蜘蛛の子を散らすように四方八方に逃げ出した。」

 

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領主

「元々、周辺にはかなりの数の討伐隊を派遣していてね。
逃げ出した盗賊たちは兵士と鉢合わせて、多くの盗賊が討伐できた。

それでも生き残った盗賊たちはいて、生き残った盗賊には手練れが多かった。
その少数精鋭は、族長の下に集まって次の計画を実行したんだ。
その計画とは領主の私を監禁し、権力を乗っ取るというものだ。
私はあまり面前に出ることはなかったので、監禁されていることに気づくものは少なかった。」

ルーク

「今も僕たちに暴行されて重症だって偽って、面会謝絶にしている。
それでも、面会が必要な時には族長がなりすましていると聞く。
背格好も似ているので気づかないものも多いらしい。」

自分

「ルークたちは領主様に呼ばれて屋敷に行ったんだよね?」

領主

「盗賊の討伐後すぐ監禁されているから、招待しているのは族長になるね。」

ルーク

「そうだね。面会のため大広間に入ったら突然襲われたんだ。
逃げる途中、監禁部屋で領主様を見つけて一緒に逃げることになったんだ。」

領主

「領主という身分を明かせばすぐ解決すると思ったんだが、先手を打たれてて、非常に似ている偽物が現れたと指名手配されていた。」

ルーク

「僕たち4人も指名手配されていて、一緒に逃げることにしたんだ。
監視網が結構厳しくて、兵士だけではなく、盗賊たちからも狙われていた。
港や交通の要所は監視が厳しく、運河を越えることも難しい状況だった。」

領主

「北にいる大公に助力を求めたいのだが、東港街と西港街の監視が厳しすぎて、半島から出る術がなかったんだ。」

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ルーク

「それで思いついたのが、自分たちを死んだことにする作戦だ。
この地方の石化の伝承”バジリスク”に目を付けた。
バジリスクに石化されたように見せかけ、その石像を破壊することで、完全に死んだと思わせる。
準備として石を彫刻して自分たちの分身を作る必要があった。
 
バジリスクへの変装はばっちりだ。
まず、ロバが前足を岩にかけ立ち上がり、犬はロバの背に飛び乗った。
僕は長い枝を持って、犬の上に登った。鶏が大きなマントを羽織って、僕の頭にとまった
ロバの尻尾に領主様が絡んで、マントから顔を出せば出来上がりだ。
僕が棒を降れば羽ばたいているように見えた。

この作戦にはいくつか問題があった。


1つ目は、バジリスクに高い信憑性を持たせること。
2つ目は、準備を秘密裏に行うこと。
3つ目は、十分な目撃者がいること。

1つ目と2つ目は同時に進める事ができた。それは噂を流すことで解決した。

森の巨大な岩が、夜になるとうめき声を発し、生き物を石に変えてしまう。
また、その岩から生まれた巨大な化け物バジリスクが森の中を引きずり回すと。

バジリスクの存在感を生み出しつつ、目立ちすぎる彫刻の音を誤魔化せた。
また気味悪がって近寄り難い印象を与えた。

それでも、興味を持って森に来るやつ入るので、そういうやつらもうまく利用することにした。


バジリスクの姿で驚かせるのはもちろん、広場に習作の石像を毎日置いて、侵入者に目撃させて、破壊した。
これによってたくさんの石化されたやつらが破壊された印象を植え付けた。
覗きにきたやつらは石像の変化に慄き、言いふらしてくれた。
無惨に破壊された石像たちも良い効果があったようだ。住民のほとんどが信じていたように思う。

問題の3つ目は、毎日夕暮れ時に決まって騒ぎを起こすことで解決した。
大勢に追われる状況を作って、目撃者を増やすことにした。

最初の頃は玄関を汚したり壊したりだったが、途中から悪い奴らの屋敷に忍び込んで盗みを行ったりしていた。
悪い奴らから奪った盗品は、街中にばら撒いた。これは目立つためでもあるけど、
好意的な住民を増やすことで逃げやすい状況を作る目的もあった。

とはいえ派手な立ち回りをしても捕まらなかったのには別の理由がある。
それは長い歴史を持つこの都市に秘密がある。
領主だけが知っている古い通路が街中に張り巡らされている。それを利用して逃げ回ったんだ。」

領主

「私はルークの首にマフラーのように巻きついて、道案内をしていたんだよ。」

ルーク

「そして見ていた通り、今日が本番だった。成功したと思う。監視も数日後には解かれるんじゃないかな。」

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この後、10日ほど隠れて過ごした。
監視のなくなった東港街を抜け、無事にマナンナン半島を脱出した。

領主は大公に助けを求めるため、大公領のある北へ行くという。
進む方角が同じなので、しばらく一緒に旅をすることになった。

4匹は元々していた旅の続きをするらしく西へと向かうという。


ルークとは、ご主人へ手紙などでまた連絡をするよう約束をして別れた。

無事ルークと会う事ができてよかった。
まだ旅は終わらないけど、この話はここまで。
以上、今回の旅の報告書とする。


—— おわり ——

 

お疲れ様でした。ありがとうございました!

1階レジにてノベルティがもらえます。

​店員さんに「ブレーメン」とお伝えください。
 

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お時間ありましたら、アンケートにご協力ください。

あらすじ

あらすじ

使い魔はご主人にもらったお守りをルークに見せる。
ご主人特製の紋様を見て、ルークは使い魔を信じた。
ルーク達は事の顛末を使い魔達に話し始めた。

領主は、半島周辺での船の難破を防ぐために運河の建設を進めた。
運河の完成によりマナンは港としての機能を失うので、
都市機能は東港街に移転する予定だった。

マナンにおける利権を持つ者たちは、都市機能移転の妨害をしていた。
妨害の一つが盗賊の問題だった。
盗賊は、都市と新興都市との間の移民を襲撃していた。

ルークたちは旅の途中、偶然に盗賊の巣窟に迷い込んでしまった。
ルークたちの奇襲により、盗賊たちは撃退される。

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領主は、盗賊の討伐後に族長によって監禁される。
族長は、領主に成りすまして権力を乗っ取ろうとしていた。
ルークたちは、領主の屋敷に招待され、族長に襲撃される。
ルークたちは、監禁されていた領主と共に屋敷から逃亡する。

領主とルーク達は、マナンナン半島から出たいが、監視が厳しく出られない。

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ルークたちは監視を解くため、自分たちを死んだと思わせる作戦を計画する。
バジリスクの噂を利用し、自分たちに似た石像を破壊することで死んだように見せかける。
バジリスクには5匹が力をあわせて変装する。

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バジリスクの存在感を高めるため、準備を秘密裏に行うために噂を流す。
「森の巨大な岩が、夜になるとうめき声を発し、生き物を石に変えてしまう。
また、その岩から生まれた巨大な化け物バジリスクが森の中を引きずり回す。」
それでも見にくるので、広場に石像を置いて見られた像を破壊することを繰り返した。

目撃者を増やすために、悪い奴らから金品を奪い、街中にばら撒いた。
逃走する時、領主だけが知っている古い通路を利用していた。

ルークたちの作戦は成功し、住民たちはルークたちの死を信じる。
監視は数日後に解かれる見込みである。

以上、今回の旅の報告書とする。


—— おわり ——

 

お疲れ様でした。ありがとうございました!

1階レジにてノベルティがもらえます。

​店員さんに「ブレーメン」とお伝えください。

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これにておしまいです。お疲れ様でした。ありがとうございました!
1階レジにてノベルティがもらえます。
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お時間ありましたら、アンケートにご協力ください。

2. 東港街の砦

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本文

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。
ご主人が心配しないように、こまめに送ることにしよう。

大陸の南側に位置するマナンナン半島。
半島の周辺海域は荒れており、頻発する船の難破で魔の海域と呼ばれている。
それでも東西を行き来できる数少ない航路で、この航路は重宝されていた。
荒波の中、休息できる唯一の港町がマナン。
殆どの船が立ち寄っていた港町で、交易として発展した中核都市だ。
その街にルークらしき猫が向かったという噂を耳にした。

自分たちは東海岸沿いに南下していた。


もうそろそろ半島というところで、眼前に横たわる砦が姿を現した。
近づくと砦沿いに深く岩の大地を削って作られた運河が引かれていた。

切り立った崖から運河を覗き込む。

———    すごい数の船。
   大きな船もたくさんだし、かっこいい。

砦で通行の管理をしていた門番と仲良くなり聞いた話。


門番

「ここは大陸と半島の境目で、くびれている所なんだけどね、運河はそのくびれた所の西側から東側まで繋がってるんだ。
元々、荒れる海を避けて陸路で横断していた経路で、両端には港があったんだ。
運河はその二つの港を繋げる形で作られたんだ。
 
ここの砦は元々は東側の港だったんだよ。だから、船の着港もやるし、
北部から侵攻してくる蛮族からの防衛が主な仕事なんだ。
 
西側の港街はこっちと違って一気に過疎化してるらしい。
まあ、防衛の拠点として必要だから、なくなることはないだろうけどね。」

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砦を越えると、賑やかな街が広がっていた。正式な街の名前はなく東港街と呼ばれていた。
交易の要所となっているらしく、東西から海を越えてきた品々で溢れている。
行き交う服装も体格も様々で、いくつもの文化が交錯していた。
街のあちらこちらで新しい建物が建築されている。
運河が完成したのは三年前だという。若い街で活気がある。
色々な国の建物様式が立ち並ぶのを見て、多国籍な雰囲気にも驚いた。

急速な東港街の発展と引き換えにマナンが衰退しているという話も聞いた。
運河ができた今となっては、あえて危険を冒してまでマナンに立ち寄る船はないという。
中核都市としての機能は残っている様だが、港としての役割は失っているらしい。
商賈や金融、医療施設など東港街へ移転したらしく、それに伴って半数に近い多くの市民が引っ越しているらしい。

———    ルークも引っ越ししてこの街にいるかも。
しばらくこの街で情報を集めよう。

この街は元々様々な国から人が集まっていることもあり、旅人にも隔たりがない。
色々と話を聞きやすく情報収集のしやすい街だ。
街の中心部から少し離れた安宿にしばらく泊まることにした。

マナンナン半島の気候は年中比較的温かいらしく、薄着で過ごしやすい。
ほとんどが山地で、海岸沿いにいくつかの平地が広がっている。
どうやら海岸沿いの気候は穏やかで暖かく過ごしやすく、山地は寒いらしい。

山地には鬱蒼とした森が広がっており、薄気味悪く寄りつくものは少ない。
昔から恐ろし気な噂が多く、はみ出し者たちの居場所にもなっており治安が悪いらしい。
盗賊に襲われる事件も多く、マナンから東港街への転居者が狙われる事件が頻発していたという。
狙われた者の多くが命を落とし、転居者は激減していたが、その盗賊の巣窟を旅人たちが壊滅させたらしく、引っ越しも少しずつ増えているという話だ。

街中には石造の建物が多い。この辺りでは採石が盛んで石工が多いそうだ。
だからなのか石にまつわる話も多かった。
自分で掘った彫像に恋をした彫刻家の話。
巨石で積み上げられた古代遺跡。
石で出来た生き物。石化の呪い。
色々と興味深い話が多く、詳しく調べてみたい。
しかし、東港街は新しい街なのでこういった歴史や伝承を調べるには資料が少ない。
歴史があるマナンの街には、図書館などにそういった書物もあるらしい。
マナンについたら調べてみよう。

宿の近くの飲食店で食事をした時、隣のテーブルで食事をしている紳士と仲良くなった。
近所で開業している医師だというので、この辺りの薬草や医療について尋ねる。
この辺りではハーブによる療法が盛んで、サフラン、プリムラ、マジョラム、ペパーミント、ワイルドタイムなど料理に使えるものも多い。
おまじないにも使われているようで、悪夢除け、結婚祝い、魔除けなど面白い話が聞けた。


サフラン
世界で最も高価なスパイスの 1 つ。料理、香水、伝統薬に使用。
豊穣と繁栄の象徴とされ、結婚式などの祝祭で使用される。
結婚式の会場はサフランの花やサフラン色の布で装飾され、衣装にも使われる。
また、サフランを使った料理や飲み物が振る舞われる。

プリムラ
春の訪れを告げる花。女神の聖なる花とされている。
魔除けの効果があり、玄関先などに飾られる。新しい門出や幸運を象徴する花。
恋まじないにも使用され、花を枕の下に入れて眠ると、恋が叶うと言われている。

マジョラム
料理や伝統薬に使用され、リラックス効果があり、眠効果がある
半島全体で野生に生息しており、多くの薬草店で乾燥したハーブが売られている。
愛の呪文に使用されることがあり、枕の下に置いて寝ると、恋人が夢に現れる。

ペパーミント
お茶にして飲むと、幸運が訪れると言われ、おもてなしの定番となっている。
ハーデスとの関連が深く、ハーデスが恋したメンテーが変身した姿と言われている。
葉を枕元に置くと、悪夢を防ぐとされている。

ワイルドタイム
魔除けとして玄関や家の中に飾られる。悪霊が入ってくるのを防ぐと言われている。
戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。
お守りとして身につけると、幸運や健康をもたらすと信じられている。


紳士にマナンに行く予定があることを話すと、今は使われていない研究所がマナンにあるらしく滞在中貸してもらえることになった。

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​次の場所「オルガン」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

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あらすじ

あらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。
ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。
使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

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マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

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3. マナンへ

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東港街について2週間ほどが過ぎようとしていた。
依然としてルークの足取りは掴めていない。
調べられることも少なくなってきたので、マナンに向かうことにした。

結構、距離があるようなので出来るだけ多くの食料やハーブ、薬用植物を買い込んだ。

道中、噂で耳にした盗賊の巣窟だった場所に寄ることにした。
今では盗賊を追い出した英雄たちが住んでいると聞いていたからだ。
しかし実際尋ねてみると、そこはもぬけの殻だった。

マナンに着くと賑やかな街が広がっていた。
住民が減っていると聞いていたが、未だ中核都市なこともあり大きな街だ。
街の中には歴史ある建物が多く、古いながらも荘厳な雰囲気だ。
市街地を抜け、少し開けた場所に旧薬術研究所は立っていた。
建物の中に入ると小奇麗に整頓された部屋が広がっていた。

———    やった!
ちょっとした薬なら調剤出来る道具も揃っている。嬉しい。

簡単に荷物を整頓して、その日はすぐ眠りについた。
 

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次の日から街で情報を集め始めた。
ルークについての情報は思いの外早く手に入った。
片方の耳先が灰色の黒猫について尋ねると誰もがみんな知っていた。
盗賊を倒した英雄たちの中にいたようだ。

盗賊の巣窟が壊滅したとの一報が街に届いた時には街中が歓喜に沸いたという。
東港街に転居できなかった者たちはもちろん、流通が止まってしまっていた商賈や、知り合いと離れ離れになった者たち、そして盗賊に命を奪われた者の関係者。みんなが盗賊たちの壊滅を喜んだ。
領主が英雄を讃えることになり、英雄たちが街に招待された。
二日前に街にやってきた英雄たちをお祭り騒ぎでお出迎えしたらしい。

英雄たち一行は、猫、犬、ロバ、鶏の4匹で、その中の猫が片方の耳先が灰色の黒猫だったようだ。
ルークにやっと会えるかも。と思ったものの領主の屋敷に入ったきり4匹は出てこなかったという。
ルークが領主に対して暴れたとか、窃盗をして逃げ出したなどの噂があり、英雄というよりは犯罪者のような扱いをされている。
それでも街の住民は盗賊のことで恩もあるので、どう受け止めていいか悩んでいるという話だった。

何があったのか聞きたくて領主との面会をしたかったのだが、どうやら重症らしく誰も会う事ができない状況らしい。
慌ただしくしている兵士に話しかけると、屋敷で何があったのかはわからないが、兵士たちが英雄たちを捜索しているのは間違いないらしい。

 

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あらすじ

あらすじ

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。

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ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

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まとめ

​これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

4.英雄たちについて

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本文

ルークが盗賊たちをやっつけた英雄たちの仲間なのは間違い無いのだろうか。
直接会えないのだから確認のしようがない。

何か手掛かりはないかと、一時期住んでいたらしい盗賊の元巣窟を目指す。
以前に立ち寄った時は誰もいなく、もぬけの殻だったが今は兵士たちでいっぱいだ。
どうやら領主から英雄たちを捕まえるように指令されたようだ。
何か調べようにも建物に入ることも出来なかった。
見張りの兵士から何か聞けないものかと話しかけたりしたが、それどころじゃないようだ。

 

【兵士たちの会話の記録】
太った兵士「見張りだけの仕事かと思って来たのに、盗賊が結構くるから休めないな。」
小柄な兵士「お前はまだいい。俺は昨日から徹夜続きで眠くてしょうがない。」
細身の兵士「安眠に効くハーブをあげたい所だが最近流通が滞ってたから、品薄だよな。」
小柄な兵士「そうだな。マナンは地方からの仕入れに頼ってるから、盗賊のせいでかなり困ったよな。」
細身の兵士「そうなんだよ。もう直ぐ結婚式だというのに、全く準備が出来てない。」
太った兵士「もうしばらくしたら流通も安定するだろう。早く美味しいものを腹一杯食べたいな。」
小柄な兵士「とりあえず盗賊にこの怒りをぶつけるしかないな。」
太った兵士「そうだなぁ。」

———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

あらすじ

あらすじ

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

5.つながる絆

ご注意:商品観覧中の方を優先してください。

本文

使い魔は荷物の中を確認してみる。
そうだ。結婚式にサフランを使うと聞いていた。
この辺りでは結婚式でサフランの花で飾りつけたり、サフランを使った料理や飲み物でお祝いをするという。
裕福な家庭では大量のサフランを使って染め上げた眩い黄色い衣装を身に纏うらしい。
少量ではあるが、ささやかながらサフランの花を手渡した。
結婚を控えた兵士はとても喜んでくれた。


お礼に何かというので、英雄たちについて何か教えて欲しいと伝えた。
すると、「建物に入ることは出来ないが———」と言って、建物の中へ入っていった。
しばらくすると、中から荷物を運んできた。

その荷物は巣窟内に置きっぱなしにしてあったもので、盗賊のものとは明らかに違うという。
おそらく英雄たちのものだろうと見せてくれた。

荷物の中に見慣れたものを見つけた。
それはバッグに括り付けられた小さなアクセサリーだ。
ご主人が旅に出る前に渡してくれたお守りの模様と同じものだ。
変わった模様でご主人以外に使っているのを見た事がない。
ご主人がルークに送ったもので間違い無いだろう。

兵士に感謝を伝えると、気さくに笑ってくれた。
兵士たちは名目上、英雄たちを捜索しているが、盗賊を退治してくれていることもあり、英雄たちが悪い奴らとは思えないという。
領主の屋敷に向かう英雄たちを実際に見ているらしく、乱暴者というよりは4匹とも気の弱そうな印象だったという。
むしろ指令を下した領主を怪しんでいるようだった。
面会謝絶という割に、頻繁に指示があるらしく元気に過ごしている姿も目撃されているらしい。
そもそも英雄たちと何があったのかさえ分からないという。

 

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あらすじ

あらすじ

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

 

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​次の場所「ビーバーの下」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

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まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

6.領主について

ご注意:商品観覧中の方を優先してください。

本文

———    英雄たちの1匹がルークなのは間違いなさそうだ。
とはいえ、屋敷に行った後の足取りは何も分からない。
とりあえず行方不明になった領主と会った時のことを調べよう。

マナンに戻り、街中で話を聞いて回った。
みんな一様にあの日のことは腑に落ちていないようだった。
領主を傷つけたことに対して、英雄たちに怒りを露わにする者も少なくなかった。

たくさんの人に聞いて分かったのは、領主はかなり信頼されており、この街の発展のためかなり尽力されていたということだ。
あまり人前には出てこないが、施行される政策はどれも住民に寄り添った優しさを感じていたという。

そんな中、運河が開通しマナンの街は衰退し始めた。
領主はマナン港の役目は終わったとし、港の殆ど機能を漁師たちに明け渡した。
対して発展する東港街に転出する住民も多く、都市機能を含め領主の屋敷なども移転する動きがあったそうだ。

長い歴史を誇るマナンの街に愛着のあるものも多く、移転に反対するものもいた。
しかし、若い世代には、しがらみの無い新しい土地は魅力的で、肯定的な意見に溢れていた。
そこには伝統的に続いている利権で、搾取されている現状に対する不満が含まれていたようだ。
これらの不満は、領主による政策でいくらか軽減されてきたものの、古くから住む豪族や部族の影響は残ったままだった。

そんな都市移転計画だが盗賊問題により中止せざるをえなかった。


そこにきて英雄たちによって盗賊が退治されたのだから、領主にとって英雄たちは渡りに船だったはずなのだが、一部の兵士によるとあの日、先に手を出したのは領主だという。
最近になって盗賊らしきものが領主の屋敷に出入りしているという話もある。
なんだかんだでマナンの利権を一番有する領主が、裏で糸を引いていたのではないかという憶測も飛びかっている。

元々、領主の一族はこのマナンナン半島の大半を支配していた豪族だという。
蛇の一族で、強力な咬毒を持ち、鋭い眼光で睨みつけたものを石化させたという伝説がある。
今となっては咬毒も石化させる力もないというのだから、話に尾鰭がついたのだろう。
とはいえ残忍さの意味を含んでいそうだ。

絵07.jpg

​次の場所「天秤の横」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

印_すみれ.jpg
あらすじ

あらすじ

ルークが英雄の一員であることは確実だが、領主の屋敷に入ってからの足取りは不明。
領主は街の発展に尽力していたが、運河開通を機にマナンは衰退した。
住民たちは東港街への移転を望むが、伝統的な利権で搾取されている不満も存在する。
都市移転計画は盗賊問題で中止、英雄たちによって盗賊が退治される。


しかし、領主は英雄たちに先に手を出し、屋敷に出入りする盗賊らしき人物も目撃される。
領主一族は蛇の一族で、強力な咬毒と石化させる力を持つという伝説がある。

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まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

ルークが英雄の一員であることは確実だが、領主の屋敷に入ってからの足取りは不明。
領主は街の発展に尽力していたが、運河開通を機にマナンは衰退した。
住民たちは東港街への移転を望むが、伝統的な利権で搾取されている不満も存在する。
都市移転計画は盗賊問題で中止、英雄たちによって盗賊が退治される。


しかし、領主は英雄たちに先に手を出し、屋敷に出入りする盗賊らしき人物も目撃される。
領主一族は蛇の一族で、強力な咬毒と石化させる力を持つという伝説がある。

7.石化について

ご注意:商品観覧中の方を優先してください。

本文

この地域では石にまつわる伝承が多い。
領主にも縁があるのを知り、詳しく調べてみることにした。


マナンにある図書館を訪れる。
歴史ある荘厳な建物だ。書物はもちろん、旧時代の石板などもある。

この地方の歴史や、伝承、また石化に関するものを手当たり次第に調べる。
石に関する伝承は有名なものから珍しいものまで色々とあった。

バジリスク
1世紀ごろの博物学者プリニウスの「博物誌」に記述がある。
伝説上の生物で、蛇の王と言われた。
その姿は頭に冠状の白い模様がある小さな蛇で、強力な毒をもっているという。
息だけで周囲の自然物を破壊し、手を出したものには確実な死を与える。
このことから、「見ると死ぬ」と恐れられ、
いつしか見たものを石に変えてしまうとも言われるようになった。

コカトリス
14世紀ごろに記述が見られる伝説上の生物。
バジリスクとよく似た生物だが、トカゲや雄鶏の体に蛇の尻尾をつけたような姿で描かれている。
コカトリスもバジリスクも鶏の卵から生まれるという。

メドゥーサ(ゴルゴン)
ギリシア神話に登場する有名な怪物。
髪の代わりに無数の蛇が生えており、青銅の手と黄金の翼をもつという。
目を見たものを一瞬にして石に変える。
首を切られた後も、石化の能力を有したままであったため、
アテナの盾に嵌められた。

ガーゴイル
雨どいの機能がある石造りの彫刻。
古代より様々な動物をモチーフに作られており、中世以降は悪魔や怪物などの
想像上の生き物も多くなった。

トロル
北米の妖精。
毛むくじゃらの巨人、地域によっては小人として描かれることもある。
地下に住んでおり、陽の光を浴びると石化する。


ピグマリオン
美の女神アフロディーテに恋をした彫刻家。自分が作った像に命を吹き込まれ、その像と結婚する。

ニオベー
神に対して傲慢な態度をとったため、子供を殺されてしまった女性。
嘆き悲しみついには石になり、石になった後も涙を流し続けたという。


ガラス妄想
中世・近世ヨーロッパでしばしば報告された精神障害。 
患者は自分の体がガラスでできていると信じており、
粉々に砕けてしまうことへの恐怖から、人に接触することを拒む。

こうやって調べてみると、領主の一族は太古のバジリスクの伝承に近しい。
本当に領主は悪者なのだろうか。

 

——— 石化の伝承を調べてみるとよく見かける絵がある。

出版された年によって少し違いがあっておもしろい。

なので、この絵が載っているといつも間違い探しをしてしまう。
 

部屋の中に同じ絵が飾ってあるよ。

でも少し違う。どこが違うかな?

(DMの絵と見比べても大丈夫だよ。)

石化羽.jpg

​みつけたら、次の場所「机の右の引き出し」で下の印に端末をかざし、

質問に答えて次に進もう。

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あらすじ

あらすじ

マナンの図書館で、石化に関する伝承を調査する。

バジリスク:蛇の王、強力な毒を持つ、見るものを石化させる
コカトリス:バジリスクに似る、鶏の卵から生まれる
メドゥーサ:ギリシャ神話、蛇の髪を持つ怪物、目を見たものを石化させる
ガーゴイル:雨どい、悪魔や怪物などの彫刻
トロル:北米の妖精、地下に住み、陽の光で石化する
ピグマリオン:彫刻家、自分が作った像に命を吹き込む
ニオベー:子供を殺され、石になり涙を流し続ける
ガラス妄想:自分の体がガラスでできていると信じる精神障害

領主の一族は、バジリスクの伝承に似ている。
領主は本当に悪者なのか、真相は謎のまま。

——— 石化の伝承を調べてみるとよく見かける絵がある。

出版された年によって少し違いがあっておもしろい。

なので、この絵が載っているといつも間違い探しをしてしまう。

部屋の中に同じ絵が飾ってあるよ。

でも少し違う。どこが違うかな?

(DMの絵と見比べても大丈夫だよ。)

石化羽.jpg

​みつけたら、次の場所「机の右の引き出し」で下の印に端末をかざし、

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まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

ルークが英雄の一員であることは確実だが、領主の屋敷に入ってからの足取りは不明。
領主は街の発展に尽力していたが、運河開通を機にマナンは衰退した。
住民たちは東港街への移転を望むが、伝統的な利権で搾取されている不満も存在する。
都市移転計画は盗賊問題で中止、英雄たちによって盗賊が退治される。


しかし、領主は英雄たちに先に手を出し、屋敷に出入りする盗賊らしき人物も目撃される。
領主一族は蛇の一族で、強力な咬毒と石化させる力を持つという伝説がある。

マナンの図書館で、石化に関する伝承を調査する。

バジリスク:蛇の王、強力な毒を持つ、見るものを石化させる
コカトリス:バジリスクに似る、鶏の卵から生まれる
メドゥーサ:ギリシャ神話、蛇の髪を持つ怪物、目を見たものを石化させる
ガーゴイル:雨どい、悪魔や怪物などの彫刻
トロル:北米の妖精、地下に住み、陽の光で石化する
ピグマリオン:彫刻家、自分が作った像に命を吹き込む
ニオベー:子供を殺され、石になり涙を流し続ける
ガラス妄想:自分の体がガラスでできていると信じる精神障害

領主の一族は、バジリスクの伝承に似ている。
領主は本当に悪者なのか、真相は謎のまま。

8.盗賊について

ご注意:商品観覧中の方を優先してください。

本文

ルークについて一向に新しい情報がないまま時間がすぎている。
とりあえず最後にあった領主について調べるしかない。
知れば知るほど不可解で仕方がない。


最近、領主の屋敷に現れるという盗賊。
繋がりがあるようなら、領主が裏で悪いことをしていたに違いない。

盗賊団自体は巣窟が壊滅したのを機に、大方が討伐されたという。
残っているのは指名手配されている大物か、かなりの小物だけとなっている。
手配されている大物たちは皆個性的でわかりやすい。
だからこそ目撃情報もあるのだろう。
しばらく領主の屋敷周辺で見回ることにした。

数日回っていたらそれらしいものたちが屋敷に入るところに何度か遭遇した。
しかし距離があったため確証が持てない。
遭遇するのは決まって夕刻時だったので、その時間に目星をつけた。
昼間は街中でルークの目撃談がないか、聞いて回るのに時間を割くようになった。

いつものように夕刻、領主の屋敷近くを見回っていると、怒号が街中に響き渡った。
声の方に向かうと、倒壊して砕け散った門の前で怒る男がいた。
最近、門に汚物を掛けられたりといたずらが続いていたらしく、とうとう今日は門が破壊されてしまったのだという。
犯人は垂れ耳の犬と片耳が灰色の黒猫だという。

———    ルークのことだ!
   生きていた!でも、悪いことしてる。
   どうなってるんだろう。

そんなことを思っていたが、しばらくして違和感を覚えた。
街の住民たちは誰も心配している様子がなかったからだ。
どうやら門を破壊されたのは採石を取り仕切っているものらしく、
劣悪な環境で労働させ、低賃金しか払わないので評判が悪かったようだ。
同情するものもいなく、見て見ぬ振りをしていたという。

ルークたちは捕まることはなく、次の日も、その次の日も悪事を働いた。
いつも決まって夕暮れ時に悪さをするので、自分たちも合わせて夕暮れ時に捜索を続けた。
不思議なことに、追いかけても見失ってしまうことが続いた。

ルークたちの悪行は日に日に規模が大きくなり、今では大量の財産を盗み出している。
決まって悪評高い所から奪っては、逃走の道すがら奪ったものをばら撒いている。
やりすぎていることもあり、兵士たちも本気で捕縛しようとしている。
それでも捕まる気配はなく、神出鬼没の怪盗として住民の間では人気者になっている。

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———    ある日、ルークたちが逃げ出す所に出会わせた。
頑張って追いかけたが見失ってしまった。

見失った場所を調べていたら、隠された秘密の通路を見つける。
小さいがなんとか通れそうだ。
通り抜けると全く違う所に出た。
街の中を探すと、いくつか同じような隠された通路があった。

 

同じアルファベットのところが秘密の通路でつながっているよ。
目のマークの向いてる方向に入ると、見つかってしまうよ。
見つからないようにゴールを目指そう。

通った通路のアルファベットを繋げると英単語になるよ。
 

meiro.jpg

​英単語がわかったら、

次の場所「鳥籠の横」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

印_きのこ.jpg
あらすじ

あらすじ

ルークの行方は依然として不明。
領主の屋敷に出入りする盗賊を調査するも、確証が得られない。

ルークと垂れ耳の犬が門を破壊した現場を目撃。
いつも夕暮れに現れるので、使い魔達も夕暮れ時に捜索を続けた。
ルークの悪行の規模が大きくなり、悪者から財産を盗み、逃走中にばら撒く。
兵士も追跡するが、神出鬼没のルークを捕らえることはできない。
住民の間では人気者だ。

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———    ある日、ルークたちが逃げ出す所に出会わせた。
頑張って追いかけたが見失ってしまった。

見失った場所を調べていたら、隠された秘密の通路を見つける。
小さいがなんとか通れそうだ。
通り抜けると全く違う所に出た。
街の中を探すと、いくつか同じような隠された通路があった。

 

同じアルファベットのところが秘密の通路でつながっているよ。
目のマークの向いてる方向に入ると、見つかってしまうよ。
見つからないようにゴールを目指そう。

通った通路のアルファベットを繋げると英単語になるよ。
 

meiro.jpg

​英単語がわかったら、

次の場所「鳥籠の横」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

印_きのこ.jpg
まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

ルークが英雄の一員であることは確実だが、領主の屋敷に入ってからの足取りは不明。
領主は街の発展に尽力していたが、運河開通を機にマナンは衰退した。
住民たちは東港街への移転を望むが、伝統的な利権で搾取されている不満も存在する。
都市移転計画は盗賊問題で中止、英雄たちによって盗賊が退治される。


しかし、領主は英雄たちに先に手を出し、屋敷に出入りする盗賊らしき人物も目撃される。
領主一族は蛇の一族で、強力な咬毒と石化させる力を持つという伝説がある。

マナンの図書館で、石化に関する伝承を調査する。

バジリスク:蛇の王、強力な毒を持つ、見るものを石化させる
コカトリス:バジリスクに似る、鶏の卵から生まれる
メドゥーサ:ギリシャ神話、蛇の髪を持つ怪物、目を見たものを石化させる
ガーゴイル:雨どい、悪魔や怪物などの彫刻
トロル:北米の妖精、地下に住み、陽の光で石化する
ピグマリオン:彫刻家、自分が作った像に命を吹き込む
ニオベー:子供を殺され、石になり涙を流し続ける
ガラス妄想:自分の体がガラスでできていると信じる精神障害

領主の一族は、バジリスクの伝承に似ている。
領主は本当に悪者なのか、真相は謎のまま。

 

ルークの行方は依然として不明。
領主の屋敷に出入りする盗賊を調査するも、確証が得られない。

ルークと垂れ耳の犬が門を破壊した現場を目撃。
いつも夕暮れに現れるので、使い魔達も夕暮れ時に捜索を続けた。
ルークの悪行の規模が大きくなり、悪者から財産を盗み、逃走中にばら撒く。
兵士も追跡するが、神出鬼没のルークを捕らえることはできない。
住民の間では人気者だ。

9.奇怪な森の鳴き声について

ご注意:商品観覧中の方を優先してください。

本文

夕方、ルークたちに逃げられる毎日を繰り返しているかたわら、昼間は昼間で情報収集をしていた。

ルークたちは毎日現れては消えるのだから、割と近いところに住処があるのではと考えた。
しかし、毎日の足取りを追ってみても痕跡が消える場所はバラバラで皆目見当がつかなかった。

疲れ果てて眠っていると、研究所の外から大きな叫び声が響いた。


急いで外に出ると、命からがらといった表情で森から逃げ出してきた男がいた。
研究所は街のはずれの開けたところにあり、東側には森が広がっている。
日が昇っていても日の当たらない鬱蒼とした森で、立ち入るものはほとんどいない。

男は息を切らし、憔悴しているので、とりあえず飲み水を与えた。
少し落ち着きを取り戻した男は、森の中で何があったのか話し始めた。


最近、夜中になると森が騒がしくカンカンゴツゴツキッキッキュッキュッ。と鳴り響くという。

自分たちはこういうものなのだと思って我慢していたのだが、そうではないらしい。
どうやら自分たちが研究所にきた頃から、この音が鳴り始めたという。
なので、周りの住民は自分たちを怪しんでいたらしいが、今は信用されているようだ。


【森の男の会話の記録】
森の男

「奇怪な鳴き声が気になって、原因を探るため森に入ったんだ。
それで音の方へ近づいていったんだけど、見つけたのは恐怖に顔を歪ませ、逃げようとしたまま固まっていた盗賊だった。
石化しているみたいで、微動だにしなかった。

それが二日前の話で、その時は静かに逃げ帰ってきたんだ。
で、街に行って話をしたら妙な噂があってさ。
森の中には巨大な岩があってさ、その岩が夜な夜な鳴いているらしいんだ。
それで、近づいた人間を石に変えてしまうっていうんだ。
 
しかも、その岩からバジリスクが生まれたとか、森を闊歩しているとか、
そのバジリスクは石化した奴らを食べて成長していると。
今でも成長していて巨大な化け物になっているってさ。
石化した奴らは森の中を引きずり回されるらしく、森の中には重い物を引きずった跡があったっていうんだ。

確かに大きな岩はあったし、見た通りだけど信じられなくてさ。
それで、どうしても理解できなくて確認するために今日も見に行ったんだ。


そうしたら、前見たところに盗賊の石はなくて、あぁ、見間違いだったんだ。良かったっと思って近くに行ったら、
下半身だけ残っていて、上半身は砕け散っていたんだ。

その時点で腰が抜けたんだが、地面這いつくばってたらさ、よく見ると地面には同じように砕け散った奴らがたくさんいたんだ。
重いものを引きずった後もあってさ。
必死で四つん這いで逃げてたんだが、見ちゃったんだよ。
大きな岩陰からこっちをのぞいているバジリスクを。」

とりあえず、恐怖で震えている男を家まで送り届けた。
今も尚、カンカンゴツゴツキッキッキュッキュッ。と響き続ける。
研究所へ歩く道すがら森を見た。

 

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​次の場所「青い額の下」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

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あらすじ

あらすじ

森から逃げてきた男の話によると、近ごろ森から夜中に奇怪な鳴き声が響き渡る。

男は鳴き声の正体を探るため森に入り、石化した盗賊を発見する。

さらに巨大な岩と、その岩から生まれたバジリスクの存在を目撃する。

バジリスクは石化したものたちを森の中を引きずり回したり、食べて成長しているという。

遭遇した男はバジリスクから、命からがら逃げ出したという。

絵10.jpg

​次の場所「青い額の下」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

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まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

ルークが英雄の一員であることは確実だが、領主の屋敷に入ってからの足取りは不明。
領主は街の発展に尽力していたが、運河開通を機にマナンは衰退した。
住民たちは東港街への移転を望むが、伝統的な利権で搾取されている不満も存在する。
都市移転計画は盗賊問題で中止、英雄たちによって盗賊が退治される。


しかし、領主は英雄たちに先に手を出し、屋敷に出入りする盗賊らしき人物も目撃される。
領主一族は蛇の一族で、強力な咬毒と石化させる力を持つという伝説がある。

マナンの図書館で、石化に関する伝承を調査する。

バジリスク:蛇の王、強力な毒を持つ、見るものを石化させる
コカトリス:バジリスクに似る、鶏の卵から生まれる
メドゥーサ:ギリシャ神話、蛇の髪を持つ怪物、目を見たものを石化させる
ガーゴイル:雨どい、悪魔や怪物などの彫刻
トロル:北米の妖精、地下に住み、陽の光で石化する
ピグマリオン:彫刻家、自分が作った像に命を吹き込む
ニオベー:子供を殺され、石になり涙を流し続ける
ガラス妄想:自分の体がガラスでできていると信じる精神障害

領主の一族は、バジリスクの伝承に似ている。
領主は本当に悪者なのか、真相は謎のまま。
 

ルークの行方は依然として不明。
領主の屋敷に出入りする盗賊を調査するも、確証が得られない。

ルークと垂れ耳の犬が門を破壊した現場を目撃。
いつも夕暮れに現れるので、使い魔達も夕暮れ時に捜索を続けた。
ルークの悪行の規模が大きくなり、悪者から財産を盗み、逃走中にばら撒く。
兵士も追跡するが、神出鬼没のルークを捕らえることはできない。
住民の間では人気者だ。

森から逃げてきた男の話によると、近ごろ森から夜中に奇怪な鳴き声が響き渡る。

男は鳴き声の正体を探るため森に入り、石化した盗賊を発見する。

さらに巨大な岩と、その岩から生まれたバジリスクの存在を目撃する。

バジリスクは石化したものたちを森の中を引きずり回したり、食べて成長しているという。

遭遇した男はバジリスクから、命からがら逃げ出したという。

10.族長について

ご注意:商品観覧中の方を優先してください。

本文

自分たちは相変わらず夕方に見回りを続けている。
ルークたちは窃盗を続けていて、いまだに捕まる気配はない。
彼らの住民からの人気は増すばかりだ。
悪評高いものたちは大概もう痛い目に遭っていて、
ルークたちはかなり恨みを買っているようだった。
やられたものたちが結託しているが、相変わらず飄々と逃げ続けている。

ルークたちが次狙うであろう最後の大物と言われているものがいる。
生きるために必須な塩と水を独占している”族長”と呼ばれている男だ。
塩も水も高値になっても買うしかないので貧困層からとても恨まれている。

彼は領主と同じ蛇族で、一族はこのマナンの街の設立に深い関係を持つ。
同じ蛇族といっても、遠い昔に袂を分かち一族同士の交流は少ないと言われているが、
同じ街の権力者同士なのだから顔を合わせないことはない。
きっと口裏をあわせて、ばれないようにしているのだろう。
表の顔役と裏の顔役というように。

そんな族長の館の周りには、兵士、盗賊、住民でひしめきあっていた。
噂の盗人を一目見ようと冷やかしのようなものから、
ルークたちに深い恨みつらみを抱えたもの、任務だからと仕方なくいるもの。
時は夕方を迎え、ルークたちが現れるのを今か今かと待ち侘びていた。

​次の場所「窓際のミシン台」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

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あらすじ

あらすじ

ルークたちは悪事を重ねながらも住民の人気は高まる。
次の標的は、塩と水を独占し高値で売りつけている”族長”。
族長は領主と同じ蛇族で、権力者同士で結託している疑い。
族長の館の周りには、兵士、盗賊、住民が集まり、ルークたちの出現を待つ。

​次の場所「窓際のミシン台」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

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まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

ルークが英雄の一員であることは確実だが、領主の屋敷に入ってからの足取りは不明。
領主は街の発展に尽力していたが、運河開通を機にマナンは衰退した。
住民たちは東港街への移転を望むが、伝統的な利権で搾取されている不満も存在する。
都市移転計画は盗賊問題で中止、英雄たちによって盗賊が退治される。


しかし、領主は英雄たちに先に手を出し、屋敷に出入りする盗賊らしき人物も目撃される。
領主一族は蛇の一族で、強力な咬毒と石化させる力を持つという伝説がある。

マナンの図書館で、石化に関する伝承を調査する。

バジリスク:蛇の王、強力な毒を持つ、見るものを石化させる
コカトリス:バジリスクに似る、鶏の卵から生まれる
メドゥーサ:ギリシャ神話、蛇の髪を持つ怪物、目を見たものを石化させる
ガーゴイル:雨どい、悪魔や怪物などの彫刻
トロル:北米の妖精、地下に住み、陽の光で石化する
ピグマリオン:彫刻家、自分が作った像に命を吹き込む
ニオベー:子供を殺され、石になり涙を流し続ける
ガラス妄想:自分の体がガラスでできていると信じる精神障害

領主の一族は、バジリスクの伝承に似ている。
領主は本当に悪者なのか、真相は謎のまま。
 

ルークの行方は依然として不明。
領主の屋敷に出入りする盗賊を調査するも、確証が得られない。

ルークと垂れ耳の犬が門を破壊した現場を目撃。
いつも夕暮れに現れるので、使い魔達も夕暮れ時に捜索を続けた。
ルークの悪行の規模が大きくなり、悪者から財産を盗み、逃走中にばら撒く。
兵士も追跡するが、神出鬼没のルークを捕らえることはできない。
住民の間では人気者だ。

森から逃げてきた男の話によると、近ごろ森から夜中に奇怪な鳴き声が響き渡る。

男は鳴き声の正体を探るため森に入り、石化した盗賊を発見する。

さらに巨大な岩と、その岩から生まれたバジリスクの存在を目撃する。

バジリスクは石化したものたちを森の中を引きずり回したり、食べて成長しているという。

遭遇した男はバジリスクから、命からがら逃げ出したという。

ルークたちは悪事を重ねながらも住民の人気は高まる。次の標的は、塩と水を独占し高値で売りつけている”族長”。族長は領主と同じ蛇族で、権力者同士で結託している疑い。族長の館の周りには、兵士、盗賊、住民が集まり、ルークたちの出現を待つ。

11.英雄たちは捕まらない

ご注意:商品観覧中の方を優先してください。

本文

これだけ多くの目に見られている中では、館に入るのも難しいだろうと見ていると、
ルークたちは、館の塀の中に忽然と現れた。
みんなは突然のことに興奮し、一帯は大きな歓声に包まれた。
そのうねるような大歓声で館の中の警備隊は何が起こっているかわからず、
あっさりと金品を奪われてしまった。


そして現れた時と同じように忽然と消えてしまった。

しばらくすると少し離れた街角から歓声が上がる。
ルークたちが奪ったものをばら撒いているのだろう。
急いで向かうも到着する頃には既にいなくなった後だった。

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またしばらくすると歓声が上がり、行く頃にはもういないというのを何度か繰り返した。
追いかけるものたちをおちょくっているようにも思った。
そんなことを繰り返しているうちに日は落ち、辺りはすっかり暗くなってきていた。
気がつくと街中から随分と離れ、街のはずれにある研究室の近くまで来ていた。

この辺りは視界が開けて見晴らしがよく、少し離れたルークたちの姿がよく見えた。
ルークたちはいつの間にかルーク、犬、ロバ、鶏と4匹が揃っていた。
逃走途中に合流したのだろうか。

ルークたちがよく見えるのと同じく、ルークたちを追うものたちの姿もはっきり見えた。
兵士に盗賊たち。他にも、ルークたちに盗難された被害者、またその使いのものたち。
自分たちは他の人に見つからないよう、距離をとって少し遠くから様子を伺っていた。

ルークたちはじわりじわりと西の森に追い詰められていた。
西の森に棲むバジリスクの噂は周知されていたので、ルークたちも知っていたのだろう。
怖いもの見たさで忍び込むものは後を絶たず、実際に惨状を目撃して逃げ帰ってきたものがたくさんいた。信憑性が高く、街のものはみんな森を恐れていた。

ルークたちは囲まれて行き場がないことを察すると、意を決したように西の森の中に入っていった。

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盗賊    「あいつら、逃げ場がなくなって化け物の森に入りやがった!
    ここまで追い詰めたんだ、このまま捕まえるぞ!」

勢いよく追いかける盗賊とは裏腹に、森を恐れ引き返すものもたくさんいた。
結局森の中まで追いかけたのは盗賊たちと一部の兵士たちのみだった。
自分たちも盗賊や兵士たちに続いて、こっそりと森へと足を踏み入れた。

森の中は広大でどんどんと奥へ進んでいく。
ルークたちを見失い、盗賊や兵士たちも見失った。
通り抜ける風の音、枝葉の擦れる音、虫の音が聞こえる。
遠くの方で声が聞こえる。
「どこに行った?」
「見失った!」
「どっちに行けばいい?」
「みんなどこにいる?」


盗賊も兵士たちもみんなルークたちを見失っているようだ。
とりあえず闇雲にでも探し続けるしかない。

しばらくすると大きな音が鳴り響いた。
カンカンイアーイアーゴツゴツワウワウキッキッミャウミャウキュッキュッキッケリキー!
激しい閃光が駆け抜けたようにも思えた。
奇怪な森の鳴き声だ。

いつもの遠くから聞こえる音とは違い、空気が激しく振動する。


激しい音の方へ向かうと、先立って到着していた盗賊や兵士たちが悲鳴をあげていた。

自分たちが駆けつけた時に目に入ってきたものは、石になった5匹の姿だった。
英雄と呼ばれていたルーク、犬、ロバ、鶏。そして領主と思われる蛇が加わった5匹。
そこは少し開けた場所で、月の光が差し込んで5匹の表情まではっきりと見えた。
こんな状況なのに今日が満月だったことに気付く。

月は巨大な岩をも照らしていた。そして岩から覗き込む巨大なバジリスク。
岩陰から悠然と姿を現し、盗賊も兵士たちもその姿を見上げていた。
自分たちは少し離れたところから恐る恐るこの光景を見ていた。

大きなマントを羽織り、雄鶏の頭部をもち、蛇の尾を持つ。
けたたましい鳴き声を上げながら、巨体がのそりのそりと近づいてくる。
屈強に鍛え上げた兵士たちが、さっきまでは大きいと思っていたのだが、今となっては小柄に見える。兵士たちの身長はバジリスクの半分にも満たない。


バジリスクはおおきく振りかぶって、足元にあったルークの石像を倒して破壊した。
近くにあった領主の石像も巻き込まれ、粉々に砕けた。

我先にと逃げ出す盗賊や兵士たち。
バジリスクは巨体にも関わらず思いのほか機敏な動きで、逃走者との距離を一気に縮めた。
他の石像を巻き込み、次々に石像は破壊されていく。


バジリスクは体を大きく仰け反らせ、威嚇するようにけたたましく鳴き声を上げた。
イアーイアーワウワウミャウミャウキッケリキー!

盗賊や兵士たちの撤退は速やかで、あっという間に姿を消した。
完全にいなくなった後も、バジリスクはしばらく咆哮をやめなかった。
咆哮の合間に遠ざかる悲鳴がこだましていた。

 

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———    大変なことになってしまった。
   ご主人にはせめてルークの欠片を形見として届けよう。
   とりあえず今はバジリスクがいなくなるまで隠れてなきゃ。

バジリスクは落ち着きを取り戻すと、のそりのそりと岩陰に戻って行った。
自分たちは遠目ながら、状況が見える位置に移動し、注視していた。
すると、とんでもない光景を目にすることになった。

岩陰に入ったバジリスクの頭がもげ、体が崩れ落ちるように小さくなっていった。
とは言っても、まだ馬くらいの大きさはあった。


そして、もごもごと波打つマントからロバ、犬、猫が現れたのだ。
頭は鶏、尾の蛇は領主だったのだ。
さっき、石になって粉々になったはずの5匹が嬉しそうに抱き合っていた。

「ルーク!?」
信じられない光景に、思わず自分は声を出してしまっていた。

誰もいないと思っていた5匹は、自分たちを警戒して何やら相談していた。
使い魔はルークにご主人との関係を説明したもののいまいち信用されていないようだ。

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​次の場所「大きな鏡」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

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あらすじ

あらすじ

多くの目に見守られながら、ルークたちは族長の館から金品を奪い、街中にばら撒く。
逃走は続き、日は沈んだ。やがて、ルークたちは西の森へと追い詰められる。

西の森にはバジリスクが棲むという噂があり、誰もがみんな恐れていた。
囲まれたルークたちは意を決して、西の森の中へと消えていく。

絵12-1.jpg

ルークたちは西の森に逃げ込み、追跡者たちは森の中でルークたちを見失う。
奇怪な森の鳴き声が響く。
そこには石になったルーク、犬、ロバ、鶏、そして領主の姿が。

岩陰から巨大なバジリスクが現れ、石像を破壊していく。
兵士や盗賊たちは恐怖で逃げ去り、バジリスクの咆哮だけが森に響き渡る。

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バジリスクは岩陰に戻ると、頭がもげ、体が小さくなっていく。
マントからロバ、犬、猫、鶏と蛇が現れる。
石になったはずのルークたち!石化は偽装だった!
使い魔はルークと再会し、ご主人との関係を証明したい。

絵12-3.jpg

​次の場所「大きな鏡」で下の印に端末をかざし、質問に答えて次に進もう。

印_マンドラゴラ.jpg
まとめ

これまでのあらすじ

これはルークを見つけるまでの旅の報告書。


ルークを探すため、使い魔たちはマナンナン半島を目指す。
東海岸沿いに南下し、大陸と半島の境にある運河を発見。

運河沿いに作られた東港街は交易で栄えていた。
一方、かつての中核都市マナンは衰退していた。


使い魔たちは東港街に滞在し、ルークの情報収集を始める。

マナンナン半島は温暖で過ごしやすい気候。
山地には鬱蒼とした森が広がり、盗賊の巣窟となっていたが、最近壊滅したらしい。

東港街は石造りの建物が多く、石にまつわる話が多い。
歴史資料が少ないため、詳細な調査はマナンで行う予定。

飲食店で知り合った医師から、この辺りの薬草や医療について聞いた。
ハーブによる療法が盛んで、料理やおまじないにも使われているらしい。

サフラン: 豊穣と繁栄の象徴。結婚式に欠かせない花で、料理や衣装にも使われる。
プリムラ: 春の訪れを告げる女神の聖なる花。魔除けや幸運のおまじないに用いられる。
マジョラム: リラックス効果と眠効果があるハーブ。愛の呪文にも使用される。
ペパーミント: おもてなしの定番ハーブ。幸運をもたらし、悪夢を防ぐとされる。
ワイルドタイム: 魔除けと幸運のお守り。戦士の勇気と勝利を祈願するためにも使われる。

マナン滞在中は、医師のつてで研究所を借りられることになった。

東港街で2週間ルークの情報収集をするも、成果はなし。
マナンへ移動するため、食料やハーブ、薬草を買い込む。

噂の盗賊の巣窟を訪ねるも、もぬけの殻だった。

マナンに到着。旧薬術研究所を拠点に、ルークの調査を再開する。
ルークは、盗賊を倒した英雄の一員として2日前に街に来ていた。

英雄は猫、犬、ロバ、鶏の4匹。
しかし、領主の屋敷に入ったきり姿を消しており、犯罪者扱いされている。
領主は重症で面会不可。兵士たちは英雄たちを捜索中。

ルークが英雄なのか確証が持てない。

手掛かりを探しに盗賊の元巣窟に行く。
盗賊の元巣窟は兵士でいっぱい。兵士たちは英雄たちの捕縛を命じられている。

兵士たちの会話から、盗賊のせいで流通が滞っていることが判明。
細身の兵士は結婚式を控えているが、準備ができていない様子。
兵士たちは盗賊への怒りを募らせている。


———    盗賊のせいで,、マナンの街は未だ品薄なのか。
   東港街で手に入れたもので何か渡せるものあったかなぁ?

 

使い魔は、結婚式を控えた兵士にサフランをプレゼントした。
お礼に、兵士は巣窟に残された英雄たちの荷物を密かに見せてくれる。
荷物の中に、ご主人がルークに送ったと思われるアクセサリーを見つける。
使い魔の持っているお守りの模様と同じ柄がついていた。
模様は、ご主人特製の紋様だ。

兵士たちは、英雄たちは悪い奴らではないと思っている。
むしろ、領主を怪しんでいる様子。
領主は面会謝絶としているが、元気な姿も目撃されている。

ルークが英雄の一員であることは確実だが、領主の屋敷に入ってからの足取りは不明。
領主は街の発展に尽力していたが、運河開通を機にマナンは衰退した。
住民たちは東港街への移転を望むが、伝統的な利権で搾取されている不満も存在する。
都市移転計画は盗賊問題で中止、英雄たちによって盗賊が退治される。


しかし、領主は英雄たちに先に手を出し、屋敷に出入りする盗賊らしき人物も目撃される。
領主一族は蛇の一族で、強力な咬毒と石化させる力を持つという伝説がある。

マナンの図書館で、石化に関する伝承を調査する。

バジリスク:蛇の王、強力な毒を持つ、見るものを石化させる
コカトリス:バジリスクに似る、鶏の卵から生まれる
メドゥーサ:ギリシャ神話、蛇の髪を持つ怪物、目を見たものを石化させる
ガーゴイル:雨どい、悪魔や怪物などの彫刻
トロル:北米の妖精、地下に住み、陽の光で石化する
ピグマリオン:彫刻家、自分が作った像に命を吹き込む
ニオベー:子供を殺され、石になり涙を流し続ける
ガラス妄想:自分の体がガラスでできていると信じる精神障害

領主の一族は、バジリスクの伝承に似ている。
領主は本当に悪者なのか、真相は謎のまま。
 

ルークの行方は依然として不明。
領主の屋敷に出入りする盗賊を調査するも、確証が得られない。

ルークと垂れ耳の犬が門を破壊した現場を目撃。
いつも夕暮れに現れるので、使い魔達も夕暮れ時に捜索を続けた。
ルークの悪行の規模が大きくなり、悪者から財産を盗み、逃走中にばら撒く。
兵士も追跡するが、神出鬼没のルークを捕らえることはできない。
住民の間では人気者だ。

森から逃げてきた男の話によると、近ごろ森から夜中に奇怪な鳴き声が響き渡る。

男は鳴き声の正体を探るため森に入り、石化した盗賊を発見する。

さらに巨大な岩と、その岩から生まれたバジリスクの存在を目撃する。

バジリスクは石化したものたちを森の中を引きずり回したり、食べて成長しているという。

遭遇した男はバジリスクから、命からがら逃げ出したという。

ルークたちは悪事を重ねながらも住民の人気は高まる。次の標的は、塩と水を独占し高値で売りつけている”族長”。族長は領主と同じ蛇族で、権力者同士で結託している疑い。族長の館の周りには、兵士、盗賊、住民が集まり、ルークたちの出現を待つ。

 

多くの目に見守られながら、ルークたちは族長の館から金品を奪い、街中にばら撒く。
逃走は続き、日は沈んだ。やがて、ルークたちは西の森へと追い詰められる。

西の森にはバジリスクが棲むという噂があり、誰もがみんな恐れていた。
囲まれたルークたちは意を決して、西の森の中へと消えていく。


ルークたちは西の森に逃げ込み、追跡者たちは森の中でルークたちを見失う。
奇怪な森の鳴き声が響く。
そこには石になったルーク、犬、ロバ、鶏、そして領主の姿が。

岩陰から巨大なバジリスクが現れ、石像を破壊していく。
兵士や盗賊たちは恐怖で逃げ去り、バジリスクの咆哮だけが森に響き渡る。

バジリスクは岩陰に戻ると、頭がもげ、体が小さくなっていく。
マントからロバ、犬、猫、鶏と蛇が現れる。
石になったはずのルークたち!石化は偽装だった!
使い魔はルークと再会し、ご主人との関係を証明したい。

 

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